蜂蜜酒物語 19

 林檎酒を試飲しています。
 色は極甘のドイツワインに似た金色。
 しかし口に含むと甘みは全くなく、林檎らしい酸味が効いています。
 蜂蜜酒よりも雑味・苦みは少ない様子。
 アルコール度数は蜂蜜酒よりやや低めか? 10%未満かも。
 これはおそらく減量のジュースの糖度不足が原因。次に作る時は、補糖するか果汁を凍らせて濃縮するかするべき。
 しかし一番いいのは、蜂蜜に林檎ジュースを混ぜて蜂蜜酒を作ること。
 蜂蜜酒には決定的に不足している酸味が補える上、発酵も促進できる可能性があります。
 
 全体的な評価としては、蜂蜜酒よりも雑味がなく爽やかな酸味があって飲みやすいけれど、どちらかといえば蜂蜜酒の方がやみつきになる味です。
 林檎酒は、とにかくもっと甘い果汁を使わなきゃダメですね。今のままでは味が薄っぺらく感じてしまいます。
 林檎の皮を剥いてしばらく果汁に浸せば、タンニン分が増してシードル・ヴァル・ド・ランスのような深みのある味になるかもしれません。
 
 とりあえず次回は、今回よりも濃くした蜂蜜+林檎ジュースによる『林檎入り蜂蜜酒』です。
 今回の試飲で林檎酒の味がわかったので、さっそく明日あたり仕込んでみましょうか。


※以上の文章はすべてフィクションであり、実在の人物、団体、出来事、酒税法等とは一切関係ありません。
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