読者の声『光の王国』

実は2年ほど前から、このサイトを閲覧させていただいていますが、これまで感想を送っていませんでした。申し訳ありません。最近になって光の王国を再読(4巡目)しまして、感想を送ることにしました。

2年ほど前、私はシャカリキの怪我復帰篇にはまっていまして、そのとき、『シャカリキ』『ビアンキ』でググった時に上から4番目にふれちせの旧リリースノートが引っかかりまして、このサイトを知りました。(関係ないですが、テルの『落車は怖くなくなった、ビョーイン行けば治るのが分かったさかい』(細部間違ってるかも)には鳥肌が立ちました。)

すばらしい物語をありがとうございました。僕は市販のライトノベルを50冊くらいは読んでいるのですが、北原さんの「光の王国」は間違いなくトップ3に入る名作だと思います。僕はこれまで、ファンタジー形の小説は全く読んでいなかったのですが、これをきっかけにして、ライトノベルをよむようになり、自分でも稚拙な文章を書いてみる気になりました。(私は戦記物が好きですので、『マリみて』はちょっと読んでいません。)
ついでにレオレオーニの『平行植物』まで買ってしまいました。

光の王国の感想ですが、邂逅篇を書いているときに最終までのプロットが出来上がったとのことですが、途中の伏線といい、ラストの結末といい、すばらしい出来であると思います。なんとなくマンガ版ナウシカのラストを彷彿とさせました。もちろん、マンガ版ナウシカよりも、光の王国のほうがストーリーとして優れていると思います。
『十分な質量を持つ3つの物体による重力波の干渉による揺らぎが魔法の正体である』というところには衝撃を受けました。とても面白い着想であると思います。

好きなシーンは、全てを理解したナコが、ソレアの家にジーパンで押し掛け、
「色々なことを話しましょう。
 靴のこと、船のこと、封蝋のこと。
 そしてなにより、竜や、魔法や、この世界を創った神々のことを」
というシーンですね。

長々と書いてしまいましたが、もし読んでくれたのでしたら、ありがとうございました。
魅魔竜伝の2巻、楽しみにしています。

コミック版ナウシカの影響は確かにありますね。
ええ、コミック版は好きです。
そしてアニメ版はなかったことに……(笑)
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