大暴落

 朝食時にHNKのニュースを見ていて、いきなり目が覚めました。
 
 NYダウ平均が400ドル以上の下落。
 普段、下げ幅が100ドルを超えれば「大幅な値下がり」と表現されるダウ平均ですから、400ドルというのはまさに「大暴落」です。
 昨日の中国に始まり、欧米、BRICs諸国、いずれも株価は暴落。
 当然、東証も寄り付きから底が抜けたような有様で、これ書いている時点では日経平均の下げ幅は600円以上。昨年のライブドアショック以上でしょう。
 
 株価が世界全面安でしかも円高。
 内外の株式投信と海外債券を主要投資先としている私としては、昨日今日の損がいくらになるのか計算もしたくないところです。
 こんな場合、慌てて株や投信を売却し、これ以上傷口を広げないようにする人が多いものですが、経験上、こうした急激な暴落でそれは逆効果の可能性が高いことがわかっています。
 大抵、一番安いところで売ってしまうことになりますから。
 ぶっちゃけ、「損失を最小限に抑える」のはもう手遅れです。暴落前に売り抜けられなかった時点で負け確定。ここでじたばたしても傷口を広げるだけ。

 こういう場合は損は損として割り切り、頭をリセットして、今日をスタートラインとしてここからいかに儲けるかを考えるべきでしょう。
 私の基本姿勢はリバウンド狙い。
「大暴落の直後に短期リバウンドが期待できる銘柄」「長い目で見れば確実に値を戻してくる銘柄」を底値で買っておくつもりです。
 それでも、今日の損を完全に取り戻すまでにはかなりの時間がかかるでしょうけど、私のような庶民投資家が損をしないコツは、なにより「欲を出さず気長に構える」こと。
「2年後にはトータルではプラスになってるさ」と考えていれば、投資初心者に多い「高値買い、安値売り」スパイラルには陥らないものです。
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