キタハラ雑記

　久々のロードレースでした。
　実はこのレース、いま執筆中のロードレース百合モノの舞台でもあるので「ちょうどこれからレースシーンの執筆に取りかかるところなのでいい取材ができた」と言いたいところですが、

　……レースがきつすぎてそれどころじゃありませんでした。

　なにしろ130kmを４時間以上かけて走るのに、先頭の選手から20分以上遅れたら失格というルール。
　完走率はよくて５割程度。北海道のトップ選手たちならともかく、私レベルでは完走しただけでも絶賛されるという代物です。
　今回ほど、沿道の応援が嬉しかったレースはないですね。
　もうフラフラな状態なのに、観客の前でだけは力強く走れるのだから不思議なものです。


　審判車を後ろに従えての首位独走は気分のいいものです。
　10周のレース中、わずか2周だけの逃げでしたが。


　とりあえず、これで今年いちばんのヤマ場は越えたので、これからは少し原稿に時間を割けるようになりそうです。
　なにしろ平日に毎日70〜90km走っていると、家に帰って原稿に手をつける時間などありません。大事な執筆時間である昼休みも、疲れて昼寝してますし。
　次回作は、遅くても来月には公開できるんじゃないかと思います。