■ | 主催 | : | DoRide |
■ | 開催場所 | : | 小樽市 スノークルーズ・オーンズ |
■ | 車種 | : | MTB |
■ | 概要 | : | 未舗装平坦地の周回レース&ゲレンデ作業道のヒルクライム |
私にとって2006年の初レース、オーンズでのダートクリテリウム&ヒルクライムです。
ここは家から車で5分、チャリで10分弱の地元コース。それなりの成績を残さなきゃなりません。
まずは平地周回コースでのクリテリウム。
1回戦は、スタート直前になってフロントがアウターに入らないことに気がついて大慌て。
スタート15秒前になっても復旧できなかったので、とりあえずミドル‐トップでスタート。
2回戦に進むだけなら慌てなくてもなんとかなるだろうと、スタート後に落ち着いてギアチェンジ。
なんとかアウターに入ったので、ストレート区間で思い切り踏んで最後尾から追い上げ、3位で2回戦進出。
2回戦はギアのトラブルはなかったのに、何故かスタートで出遅れ。
スタートダッシュが遅い癖は、去年から直っていないようです。
1回戦に続いて最後尾から追い上げることになったのですが、どうにもペースを上げきれずに6位で敗退。
せめて準決勝までは残りたいと思っていたので、これはちょっと悔いの残る成績です。
けっして体調は悪くないのに、心身共にテンションが上がりきらない状態。
やっぱり、平地レースのせいでしょうか?(苦笑)
その後のレースは昨年の覇者おぞねっちが抜群の速さを見せつけ、Y崎先生との優勝候補対決を制してダートクリテ2連覇。
一見クライマー体型なのに平地も速い。見事なものです。
ダートクリテはかなり不本意な結果だったので、その分ヒルクライムは頑張らなければなりません。
しかし試走した限り、生半可な覚悟で登り切れる坂ではないというか、エントリーしたことを後悔してしまうような激坂。
そこで、秘密兵器を装備しました。
赤い水玉ジャージ、マイヨ・ア・ポア・ルージュと、LIVESTRONGのリストバンド。
これを着るとヒルクライムが3倍……もとい3割速くなるというクライマーズアイテム(笑)。
MTBのレースであっても、赤い水玉ジャージが何を意味するのか知らない選手はまずいません。つまり、これを身に付けた以上は無様なヒルクライムはできないという背水の陣。
……私、追いつめられないと力を出せない性格ですから(苦笑)。
今度はスタートでも出遅れず、悪くない位置で登りに入ることができました。とはいっても私のスタートが速かったわけではなく、皆が抑えたスタートをしたためでしょう。
序盤部分は何度も試走したコースなので、いちばん走りやすい左端のラインをキープ。右側のラインに入った選手の中には、早々に足を着く人も出ていました。
最初の激坂区間を過ぎたあたりで、既に先頭グループはかなり絞られています。
先頭はヒルクライムの得意なおぞねっち。
少し遅れてY崎先生が続いています。あのトラックレーサーのような太い筋肉質の脚で、どうして登りも速いのかは謎です。
私はY崎先生をマークして中盤の林の中へ。頑張ればここで前に出ることもできそうでしたが、落葉松の落ち葉が積もった林の中のコースは傾斜がきつい上に、落ち葉部分と砂利の露出した轍部分のグリップ差が大きいので、下手にライン変更はできません。
後ろに密着してプレッシャーをかけつつ林を抜け、ゲレンデに出たところで前に出て先頭を追います。
中盤から終盤にかけて一度おぞねっちを捉えかけましたが、前に出るほどの余力はありません。
仕方なく、ゴールまでにもう一度勝負できる程度の差で食い下がっていると、今度は背後から迫ってくる気配が。
スタートからここまで一度も後ろを振り返らないようにしていたので、誰かはわかりません。性格的に、2位で後ろとの差が十分にあるのを確認してしまうと守りに入ってしまいそうだったので、前を行く選手がいる間は絶対に後ろは見ないことにしていたのです。
しかし考えてみれば、この終盤で追いついてこられる選手なんて一人しかいません。
そう、ゲーリーフィッシャーの堂城選手。
まだまだ余力のある安定したペダリングで私の横を通り過ぎていきます。
堂城選手はオープン参加で実際の順位には関係ないし、そもそも私の実力でJの上位レーサーに挑むだけ無謀というもの。変に意識してペースを乱すことがないよう、自分のペダリングの維持に専念します。
しかし、おぞねっちは堂城選手と競り合ってペースアップ。
コースの最後の部分は少し傾斜が緩くなりますが、私はもうペースアップどころか、脚を止めずに走り続けるのが精一杯。……というか半死半生。
結局最後は6秒差をつけられて2位(全体で3位)でのゴールでした。
そんなわけで、ダートクリテ2回戦敗退、ヒルクライム2位、総合5位という結果。
ヒルクライムで結果を残せたので悪くないレースだったとは思いますが、やっぱり平地はもう少しなんとかしなきゃいけませんね。
次の週末はロードの開幕戦・道新杯。
今週はヒルクライムを封印して、少しスピード練習に専念しようと思います。