■石狩川4時間耐久レース

主催 DoRide
開催場所 石狩川河川敷
車種 MTB
概要 チームまたはソロによる4時間耐久レース
クラス ソロの部

 私にとっての今季最終戦です。
 できればいい成績で締めくくりたいところですが、今回は参加者が多く、ソロで出てくるエリートの強豪も多そうなのでちょっと難しいところ。
 とりあえず目標は、ソロの部で1桁の順位。

 そして今回は新車スカルペル1000のデビュー戦でもあります。
 平坦コースで、一部を除いてドライコンディションなので、パワーロスを少なくするためにタイヤもサスも硬めにセッティング。
 耐久レース用にダブルボトル仕様にしてトライバッグを装着。
 ドリンクはCCDで、バッグとポケットにはパワージェル4つとミニ羊羹3個、そしてパーフェクトプラス3本という重装備。
 4時間の長丁場に挑みます。

 スタート後、上位を狙う選手たちは「このペースで4時間もつの?」というペースで景気よく飛ばしてます。
 しかし私だって一応仮にも上位を狙いたい立場、必死に食らいついていかなきゃなりません。
 幸い、今回は平坦な長い直線が3箇所にあるスピードコース。ここでアウターをがんがん踏んで、おいていかれないように頑張ります。
 1時間、2時間と過ぎるにつれてペースを維持するのが辛くなってきましたが、それでも走り続けます。
 こんな時って、ほとんど何も考えられません。
 ただ定期的に補給を摂ること、フォームを崩さずに綺麗なペダリングを続けること、前を走る選手が近づいたらペースを上げて抜くことを意識しているだけ。
 3時間が過ぎた頃、さすがに疲れ切って「ここで落車してそのまま倒れてしまえば楽になれるなー」とか思いましたが、辛うじて実行に移すのは堪えました(苦笑)。

 残り時間が45分を切ったあたりで、ようやく「あともう少し」という気分に。
 リアのスプロケットに草が絡まってチェーン跳びを起こすようになっていましたが、脚を止めたくなかったのでそのまま走り続けます。
 残り30分で最後の力を振り絞るためにパワージェルを補給。トイレのことを考えてここまで控えめにしてきた水もしっかり飲んでラストスパート。
 それで多少は元気が出たはずなのに、残り数分のところで「あと1周かな、それとも2周? 少しペースを落とせば1周で済むか……」なんて考えてしまいます。
 4時間過ぎる前にゴールラインを超えたら、もう1周しなきゃなりませんから。
 それでも、「あと1分、もう1周行けるぞー!」なんて声援を受けたら手は抜けません。ホームストレートはめいっぱいに踏んでギリギリのところでラインを通過。周回数をひとつ増やしました。

 結局、周回数は35周。
 ぎりぎりで入賞圏内に残れたか……と思っていましたが、結果は予想より良くソロの部4位入賞(全体9位)。
 ツール、市民大会と不本意な成績が続きましたが、いい形でシーズンを終えることができました。
 これに気をよくしたので、来シーズンはクロカンもエリート昇格目指して参戦数を増やすことにしましょう。

 ……でも。
 6時間耐久ソロは絶対にやりたくないですけどね(笑)

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