■ | 主催 | : | DoRide |
■ | 開催場所 | : | 手稲山千尺スキー場跡 |
■ | 車種 | : | MTB |
■ | 概要 | : | クロスカントリー、70分耐久 |
■ | クラス | : | スポーツ(5周回) |
DoRideの手稲大会#2です。
まともなクロカンは5月のバイシクルエンデューロ以来。試走の段階で「これはダメだ」と思いましたね。手稲のコースに比べたら、藤野なんて舗装路同然です。
バイシクルエンデューロの後、オフロード走った回数が片手で数えられるような状態では、スポーツクラスといえども勝ちを狙うのは無理だと思いました。
クロカン編
とにもかくにもクロスカントリーはスポーツクラスでのエントリー。
レース前に立てた作戦は、最初の3周は速い人になんとか食いついていって、後半2周の登りで勝負をかけるというもの。
スタートは2列目で、今回は出遅れることもなく、スタート直後で7〜8番手くらいの位置をキープできました。
その後の登りで少しポジションアップ。
下りを無難にこなして終盤の登りでさらに順位を上げ、2周目には先頭のすぐ後ろに着くことが出来ました。
とりあえず3周を終えるまではこのポジションをキープしようと思っていたら、コース最上部の切り返しでトップが転倒、期せずして先頭に立ってしまいました。
こうなったら後は行くしかありません。
1〜2周目の様子では下りで極端に速い人はいないようなので、下りは転ばない範囲の速度で限界を超えた突っ込みはせず、得意の登りで引き離すというパターンに持ち込みました。
さすがに慣れないクロカンでは体力の消耗が激しく、ラスト2周はかなりきつかったのですが「ロードのS-4山岳王としてはクロカンでも無様な走りは見せられない」と言い聞かせて力を出し続けます。
後半スパートをかけてくる選手がいるかと警戒して最後まで力を抜かずに走り続けた結果、トップ独走でゴールすることが出来ました。
70分耐久編
クロカン優勝の喜びに浸る間もなく、午後の耐久レースに向けて準備を始めます。
まずはおにぎり3個とクエン酸入りドリンクで体力回復。
なにしろ耐久はクラス分けなしのオープンレース。
実力で大きな差があるエリートクラスに対して、こちらのアドバンテージはクロカンの後に休憩時間が十分取れることだけですから。
スタートは最前列。
耐久レースで、しかもエリートクラスはクロカンを走ったばかりということで、スタート直後もペースはさほど上がりません。
一桁台のいいポジションをキープして走り始めました。
15分経過……う〜これだけ走ってまだ15分か。
20分経過……あとまだ50分も?
30分経過……まだ半分も走ってない……
35分経過……まだ半分……? こんなに疲れたのに。
45分経過……俺なんのためにこんなことしてるのかなぁ……
50分経過……当初の予定通りの60分耐久だったら、あと10分で終わりなのに……
60分経過……あとまだ2周もしなきゃならないのか……
65分経過……よーし、あと1週で終わりだ〜
ということで、なんとか70分を走りきることが出来ました。
成績はソロの部5位、チームの部と合わせても一桁です。
走る前はソロの部で一桁なら上出来と思っていたので、予想以上の成績でした。
……まあ、今回はエリートの強豪でチームの部に回った人も多かったので。
それにしても、耐久はかなり苦労しました。
中盤で前ブレーキと前後のディレイラーが調子悪くなって、ブレーキはレバーの遊びが全くない状態、ディレイラーはフロントがチェーンに負荷がかかっている状況ではシフトアップできず、リアは下りの振動でチェーン飛びするという状態。
ブレーキは「効かなくなるよりはマシ」と言い聞かせ、ディレイラーは軽めのギアで騙し騙し走るようにしてなんとか乗り切りました。
スピードだけなら脚力でなんとかカバーできるとしても、さすがに安物のXtC850だと耐久性に問題があるようです。
それでも、ソロの部で私より上位の4名は全員エリートクラスの選手なので、スポーツクラスの選手としてはかなり健闘したのではないでしょうか。
今回の優勝で次回からはエキスパートクラスに昇格ですから、オフロードの練習にももう少し力を入れなきゃなりませんね。
そうなると、クロカン用のバイクももっといいものに替えたくなります。
今回、試走の時にlennonさんのフルサスバイクを借りて走ってみたのですが、もう、全然違うんですよ、走りやすさが。
それこそ、私の通勤用バイクOCR3と、バリバリのレース用セッティングのTCRとの違い以上の差。
……なにしろ価格差が5倍以上ありますから(苦笑)。
勝てないのを機材のせいにしないためにも、来シーズンはクロカンバイクの買い換えも検討しなきゃなりませんね。
今シーズンはもう参加予定のクロカンはないので、冬の間に、新車の予算をどこから調達するかという大問題に立ち向かってみようと思います。